タキヒヨー株式会社

入社を決めた
ポイントは?

アパレルの商品企画に携わりたいという思いが強く、就職活動は繊維商社に絞っていました。
ただ、実際に選考を進めていく中で、繊維商社は体力的な負荷や長時間労働といったハードな働き方が求められるのではないかという不安があり、今後のライフイベントやワークライフバランスを考えたときに、自分にとって本当に続けられる環境なのかと悩んだこともありました。
そんな中、タキヒヨーは女性の営業職が多く、産休・育休を経て復職している社員の割合も非常に高いことや、それに対して会社としてネガティブな印象が全くないといったことが決め手となり、入社を決意しました。
将来的に結婚や出産といったライフイベントがあったとき、‟続けていく”という道が自然に選べる、そしてそれが実現できる会社だということは、安心感につながりました。

商品企画の仕事の
魅力は?

私が担当している水着やスポーツウエアは、トップスやボトムス、アウターに加え、バックや帽子といった雑貨まで、トータルアイテムで提案できることが特徴です。自分の裁量で提案の幅を広げたり、コーディネートで打ち出しできる点にこの仕事の面白さを感じています。
また、スポーツウエアはライセンスブランドも扱っているため、そのブランドが持つ世界観を商品に落とし込み表現できるところにも大きな魅力があります。どんなお客さまが、どのようなデザインのどのアイテムに魅力を感じ購入してくださるのか。そんなことを想像しながら商品企画することは難しさもありますが、その分大きなやりがいを感じています。

産休育休取得後の復職に対する迷いは?

復職にあたって、商談や出張などで帰りが遅くなってしまうと保育園のお迎えに間に合わなくなるのではないかという心配もあり、販売やMDといった営業職がこのまま続けられるのか、事務職に転向した方がいいのではないかと、正直とても悩んでいました。そんな中で復職前に上司と面談する機会があり、不安に思っていること全てを率直に伝えたら、「育児をしながら、出張の少ないお客さまを担当するなど、工夫して営業職を続けている先輩ママがいるよ。まずは在社でできる企画業務の比率を上げてやってみたらどうか。もし課題が出てきた時は、一緒に考えていこう」と声を掛けていただき、その言葉にとても救われました。
子どもの体調不良でどれぐらい休むことになるか想像がつかず、実際に休んだら仕事にどう影響するのかも見えず不安もあった中で、‟やってみよう”と前向きな気持ちになれたのは、その時の上司の言葉と、一人で抱え込まなくて良いという安心感があったからだと思います。

仕事と育児の両立は?

時短勤務を活用していますが、単純に勤務時間が短くなる分、業務を進める上での大変さは少なからずあります。 また、子どもの急な体調不良や感染症などで長期の休みが必要になった際には、どうしようと不安になることも少なくありません。それでも、私のチームには小さなお子さんを育てている方が多く、万が一突然休んだり早退することがあっても、互いに理解し合い、フォローし合える環境が整っていることにとても助けられています。だからこそ、日頃からこまめに周囲と情報共有をし、誰が見ても業務の状況が把握できるようにしておくことがとても重要だと感じています。
また、家族のサポートも非常に大きな支えとなっています。平日の朝は夫が子どもの準備をしてくれますし、週末も買い物やライブに出掛けるなど、私自身の時間を持たせてくれています。普段からワンチームで子育てをしているお陰で、最近では夫に子どもを任せてヨーロッパへ海外出張にも行くことができました。
とは言え、子どもが成長するにつれてまた新たな悩みや壁に直面することがあるかもしれません。それでも、当社には一緒に考え、解決のための方法を探ってくれる環境があるため、これからも前向きに仕事と育児を両立していけるのではないかと思っています。

学生の皆さんへのメッセージ

私は就職活動の際、繊維商社に絞って企業を探していましたが、今振り返るともっと広くさまざまな業界や会社を見ておいても良かったなと感じています。この時期だからこそ多くの企業を知ることができますし、逆に言えば、視野を広げて選択肢を持てるのはこのタイミングしかないかもしれません。後悔のない選択ができるよう向き合ってみてください。
また、就職活動をしていると、どれだけ準備をしても思い通りにいかず、不合格になることもあるかもしれません。でも、それは決して自分に何かが欠けていたからではなく、単にその企業との相性が合わなかった、ご縁がなかったというだけのこと。必要以上に落ち込まず、うまく気持ちを切り替えて前に進んで欲しいと思います。
大切なのは、自分のやりたいことやなりたい姿を見失わないことだと思います。きっと、自分に合った会社、ご縁のある企業に巡り合えると思います。