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次世代サステナブル素材PLA 素材「ハイラクトⓇ」 アパレル市場開拓に向けハイケム株式会社との協業開始

タキヒヨー株式会社は、生分解プラスチック事業を展開するハイケム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:⾼潮(たか うしお))と、ハイケムが取り扱う次世代のPLA(ポリ乳酸)素材「Highlact®(ハイラクト®)」の国内外における繊維用途での販売拡大や製品開発について共同で推進することを目的に戦略的提携基本契約を2022 年1 月1 日付で締結しました。

今般の両社の提携により、互いの得意分野におけるノウハウ、技術を最大限活用し、国内外におけるアパレル、アクセサリー、スポーツウエア、インナー、ワークウエア、生活雑貨などの幅広い分野への販路拡大に向け事業を共同で推進します。

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■次世代PLA(ポリ乳酸)素材「Highlact®(ハイラクト®)」とは
世界の繊維生産量のうち、ポリエステルの生産量は約57 百万トンで、布地の約6 割をポリエステル原料に頼っているのが現状です。ポリエステルは耐久性や速乾性に優れシワになりにくいなどの機能性に優れており、価格も安いため一般的に普及しています。一方ポ
リエステルは主に石油を原料に製造されるため、製造や廃棄の際に燃焼する過程で多くのCO2 が発生してしまいます。さらに、通常のプラスチックと同様に丈夫で⻑持ちするため、廃棄の際に埋め⽴てたり、自然環境に排出されてしまったりした場合、何百年も分解されることはありません。
SDGsが叫ばれる今、ポリエステルの代替となるサステナブル素材として注目されているのが、天然の「合成繊維」であるPLA(ポリ乳酸)繊維です。PLA(ポリ乳酸)繊維はトウモロコシなどに含まれるデンプンを原料とした植物由来の合成繊維です。焼却しても大気中の二酸化炭素を増加させない(カーボンニュートラル)ため、化石由来の合成繊維に比べ環境負荷が低くなります。また、一定の環境下で水と二酸化炭素に分解する(生分解性)ため、環境汚染の低減が期待できます。

■ハイケム株式会社の生分解性プラスチックの取り組み
ハイケムは中国最大のPLA(ポリ乳酸)メーカー豊原集団と事業戦略パートナーシップ契約を締結するなど、生分解性プラスチックのマーケット開拓にいち早く取り組み、PLA(ポリ乳酸)だけでなくPBAT(ポリブチレンアジペート/テレフタレート)や海洋分解性樹脂PHBV など合計7 種類の生分解性プラスチックを輸入販売する体制を構築。さらに、使い捨てプラスチックの代替素材として、カトラリーや食品トレーといった包装資材への幅出しも強化しています。
2021 年12 月1 日には、CHEMTEX(CHEMICAL=ハイケムがこれまで培ってきた化学分野でのチカラ×TEXTILE=日本の卓越した伝統的な織物技術や染色技術)により実現した、次世代のPLA(ポリ乳酸)素材「HIGHLACT®(ハイラクト®)」を発表し、アパレル市場への販路拡大に着手しました。

<ハイケム株式会社 概要>
会社名 : ハイケム株式会社
代表者 : 代表取締役社⻑ ⾼ 潮
所在地 : 〒105-0001 東京都港区⻁ノ門1丁目3番1号 東京⻁ノ門グローバルスクエア11 階
資本金 :9,980 万円
事業内容 :化学品の輸出入販売・受委託製造/技術ライセンス関連業務/触媒製造販売/生分解性材料の輸入販売等

■プレスリリースに関するお問い合わせ先:タキヒヨー株式会社 総務セクション 広報・IR チーム 伊藤
TEL:052-587-7111 FAX:052-587-7112 E-mail:takihyo_pr@takihyo.co.jp


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