タキヒヨーの挑戦

~POWER OF TAKIHYO~

一人ひとりの明日にタキヒヨーの未来がある。
新たに取組んでいる仕事と目標について語っていただきます。

Vol.1 世界最高峰に挑む -プルミエール・ヴィジョン・ファブリック-

プルミエール・ヴィジョンに
かける思い

中嶋:
テキスタイル事業部で約20年、営業として国内外のアパレルブランドのお客さまへ応えた生地の企画・販売に携わってきました。2002年にオリジナル生地の開発を専門としたテキスタイル企画開発室が発足され、後に私も参加することになりました。
発足当時からの目標は、世界最高峰の生地見本市「プルミエール・ヴィジョン・ファブリック(PV)」へ出展し、当社のオリジナル生地を世界に売り込むことでした。しかし、海外の販売実績、自社設備の保有やオリジナリティなどの厳しい出展基準を満たし、実績を積み上げるまでに13年もかかってしまったのです。
土屋:
国際営業部では、アメリカやヨーロッパなど海外ブランドへ生地を提案し、販売しています。私たちの販売網に、テキスタイル企画開発室のオリジナリティ溢れる企画力をプラスしたら、タキヒヨー全体としての企画販売力が強化されるのではと考えていました。部をまたいで話し合ううちに、PV出展への目標を共有することになったのです。

ここにしかない生地をつくる
2015年9月
プルミエール・ヴィジョン・ファブリックへ
初出展

中嶋:
まずは、原点に戻り、国内外を飛び回り、一からモノづくりについて勉強をし直しました。2015年3月、日本最大の織物産地である尾州産地(愛知県一宮市)にモノづくりの拠点となる「一宮工場」を設立。世界でも希少な英式紡績機などの設備を導入し、糸の開発や生地の試作が可能となったことが、PV出展への後押しとなりました。2015年9月、テキスタイル企画開発室と国際営業部が連携して、PV出展の夢が遂に実現されたのです。
土屋:
実は、多くの海外ラグジュアリーブランドは、日本の生地を使用しています。「繊細な技術」と「こだわりのモノづくり」で、Made in Japanは高く評価されているのです。
PVには、日本企業も多く出展していますが、タキヒヨーらしいMade in Japanの生地を確実に提案できるよう、来場される各ブランドのニーズを把握し、テキスタイル企画開発室と情報を共有し、出品生地の選定にはこれまで培った商売のノウハウでフォローをしていきました。
日本最大の織物産地である尾州産地(愛知県一宮市)にモノづくりの拠点となる「一宮工場」を設立。
一宮工場

タキヒヨーを世界へアピール
築いてきた信頼が高評価された

中嶋:
これまで勉強してきたことや築き上げてきたもの全てが、海外でどう評価されるか、腕試しの場だと緊張しました。最も素晴らしい生地を選出する「PVアワード」があるのですが、9,000点を超える出品数から絞り込まれた94素材の中に、タキヒヨーの生地が8点ノミネートされたのです。
土屋:
企画した生地が世界で評価されたことは大きな自信となりました。
PVアワードにノミネートされたことが起因してか、アポイントの無いお客さまも続々と来場いただき、タキヒヨーを世界へアピールできたのではないかと思います。
PVアワード タキヒヨー出展ブースの様子
タキヒヨー出展ブースの様子
PVアワード 会場の様子
会場の様子

潜在した
ビジネスチャンスを探り、
ブランドに対して
大きな影響力を持つ
存在になる

土屋:
ヨーロッパでは大量生産に圧され、生地産地が減りつつあります。ラグジュアリーブランドは、安価なメーカーにデザインを模倣されてしまうため、素材で勝負をしなければなりません。ここが、私たちのビジネスチャンスです。こだわりのある日本独自の素材提案を確実に積み重ねていくことで、お客さまの信頼を得て、そのブランドにとってタキヒヨーが大きな影響力を持つことが今後の目標です。
中嶋:
タキヒヨーの強みは、「丁寧で価値のあるモノづくり」ができることです。今回、世界と向き合うことで刺激を受けました。これからは、もう少し遊びの部分を広げて引き出しを増やすことで独自性を見せていきたいです。そして、お客さまが生地選定の最初の段階で、当社を頼っていただけるようなチームになっていきたいです。今は、新たなビジネスに向けて企画をしている真っ最中です。世界への挑戦はまだ始まったばかりです。すぐに結果は出ませんが、何年か先を見据えて、自分たちの技術を磨き続けていこうと思います。

プルミエール・ヴィジョン・ファブリックは、世界最大規模の生地見本市。
1973年に設立。フランスのパリで開催され、提示されるカラーや素材感のトレンドは
ファッション業界全体に大きく影響を及ぼすといわれている。

タキヒヨーの挑戦

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